大アルカナ22枚の物語~「節制」「悪魔」~
節制は、前の2枚のカードのドラマとエネルギーのバランスをとるカードです。番号はⅩⅣであり、1+4=5、つまり5に等しく、統一された全体における部分同士での和解を象徴しています。 探究者は、かつて知っていたすべてを拒絶しました。彼はもはや自分の自我やアイデンティティを評価しません。節制の天使は、方向感覚を失ってしまったこの新しい精神をなだめるために降りてきました。死がもたらした新しい次元で機能するための新たな視点、バランスのとれた視座を与えるのです。彼女は女性であり、生命の水を運び、辛抱強く丁寧に注ぎ続けます。 受動的にも見える彼女の存在は、このカードを取り巻いているドラマの厳しい雰囲気を柔らかなものにしてくれます。節制は、表れつつある両極端な自己のバランスをとり、調停し、修復し……過去の記憶も和らげてくれます。