太陽星座と月星座が教える「あなたの幼少期とその影響」～太陽と月星座が5つ離れている場合

　つまり、あなたは妥協の仕方を学ぶべきなのでしょうか？　いえ、あなたはすでにその方法を完璧に知っています（そりゃ文句を言わずに妥協する方法を学ぶことはかもしれませんがね）。あなたの人生に必要なのは妥協ではなく自信です。

　あなたは徹底して立派で、親切で、鋭く、かなり愛情深い性格ですが、心の奥底から完全に安心できることはめったにありません。それを補うために本当は誰かに心情を打ち明けて不安を告白すべきなのに、あなたは姿勢を正して平気なふりをします。
　自己防衛的な確信を少し抑えて、自分の世界にいる他の人たちに近づいてみましょう。そうすれば、単に愛されていると感じるだけでなく、あなたの情愛や感謝や正直さに応えてくれる人の多さに圧倒されるはずです。

　あなたが生まれた日、太陽と月は5星座離れていました。したがって、月はあともう少しで満月か、満月から少しだけ欠け始めていたかのどちらかです。どちらか知りたければ、運命の輪に戻り、もう一度太陽星座と月星座を反時計回りに数えてみましょう。月が5つ離れていたならあなたは上弦の月（満ちていく月）のもとで生まれたことになりますし、7つ離れていれば下弦の月（欠けていく月）のもとに生まれています。

　上弦の月生まれと下弦の月生まれとは、ある点を除けばあまり大きな違いはありません。
　ある点とは？　自分自身について書かれた文章を読んだ場合を想像してください。「そのとおりだ」と思う一方で、（あまりにも図星なので）とても不快に思うことがあるはずです。あなたが上弦の月の生まれなら、そんなときはいつもより少し遠くまで手や足を伸ばし、普段自分が避けて通りがちなことに取り組む努力をしてみましょう。あなたが下弦の月のもとに生まれたならば、反対に自分に小さなあきらめを許し、改善のための努力で緊張するのではなく、リラックスするほうを選んだほうがより満たされた心地を手に入れられるでしょう。

　こうしたことはすべて、あなたのかなり波乱に満ちた子ども時代と関係しています。
　あなたの両親は、愛の熱で家全体が熱くなってしまうくらい仲が良かったのかもしれませんし、焼けるような不信感のなかで暮らしていたのかもしれません。いずれにしても、一つだけ確かなことは、あなたの両親の共通点はチョークとチーズくらいしかなかった（注）ということです。

（注）
「chalk and cheese」とは、外見は似ているけれど本質はまったく異なるもの（＝似て非なるもの）という主にイギリスで用いられる慣用句で、ここではそれほどまでにあなたの両親の間に共通点が乏しかったということを示しています。

　あなたは対照的な2人のお手本を見て育ちました。それゆえにあなたは非常に多才な人として大人になりましたが、同時に少し奇妙なものに魅力を感じるようにもなりました。
　あなたは、和解不可能なものを和解させ、パラドックスを明解なものに変え、不可解なものを説明してみせることに常に飢えています。ある程度までは、それはエキサイティングな挑戦です。しかし、時にはあなたをこのうえなく疲れさせるのです。