太陽星座と月星座が教える「あなたの幼少期とその影響」～太陽と月星座が4つ離れている場合～

　あなたには比較的安定した子ども時代がありました。すべてが完璧とは言い難かったとしても、常に愛情や優しさ、尊敬の念をもって接してくれる特別な大人がおり、その人が遠く離れてしまったと感じることはなかったはずです。もしかしたら、そんな人が複数いたかもしれません。
　占星術師たちはしばしば気づかされるのです。あなたのような特別な宇宙の差配のもとに生まれた人は、現代ではどんどん希少になっている「真の調和を保って暮らす両親と過ごす幼少期」を幸運にも享受できるのだろう、と。

　仮にあなたがあまり牧歌的とは言えない環境に育ったとしても、青春時代には本当に幸せな思い出を作れたのではありませんか？　少なくとも、温かく、賢く、思いやりのある大人たち、同年代、年下の人たちがいたはずです。厳しくルールを押しつけられたり、望まない方向に引っ張りこまれたりすることなく、愛情をもってしつけられ、やさしい言葉で励まされたのを覚えているのではありませんか？
　そうした経験は、大人になったあなたが日々の生活のなかで恨みがましくなるのを防いでくれました。あなたは自然とものごとの明るい面を見るようになり、人生のすべては最後にはうまくものだと信じる傾向を備えたのです。

　しかし、それはまた、あなたが闘う必要のあるときにできるかぎり――いや、おそらくはそうすべきなのでしょうが――いつも断固として闘わない理由の一つとも言えます。あなたのホロスコープの他の場所にこうした性向に抗う要因が見られるなら話は別ですが、そうでないのなら、あなたはおそらく、争いに巻きこまれるくらいなら妥協したいと考えることが多いでしょう。
　ただ、人生でうまくやっていくためには、もう少しハードで野心的な鋭さが必要なときもあります。そんなとき、あなたは時に自分のお気楽な性格が仇になっているかも……と感じてしまうかもしれません。