太陽星座と月星座が教える「あなたの幼少期とその影響」～太陽と月星座が正反対の場所にある場合～

　あなたはやや型破りともいえる家庭に生まれました。あなたの両親は、（物理的には同じ屋根のもとにいたとしたとしても）心理的にはまったく異なる世界に住んでいました。
　彼ら・彼女らは、自分たちの意見の相違を仕方がないものと受け止めるか（その場合あなたにはちょっとしたストレスからの解放がもたらされたはずです）、あるいは前の世代から引き継いだ厳格な掟に苦しみ、公の場では立派に面目を保ちつつも、私的には絶え間ない消耗戦を行う――つまりひとまず離婚だけは避ける、のどちらかを選択して生きてきました。

　おそらくご両親は、こうした状況はあなたにはなんら影響を与えず、ただあなたの頭上を通過するに過ぎないと思っていたのでしょう。が、実際には多くのことがあなたの胸に突き刺さりました。もう一方を怒らせることなく一方を喜ばせるにはどうしたらいいのかと気を揉み、時にはふたりの間に亀裂が生じたことに漠然とした責任さえ感じたかもしれません。

　あなたの高慢で特異な性格は、もともとこうした“型破り”に対する宇宙からの損害補償のようなものでした。それは、生来もっと臆病であったなら非常に貧弱になったかもしれないあなたの弱々しい印象を消し去る強さを与えてくれました。だからこそあなたは、現在そうであるように、意欲にあふれ、賢く、思慮深い輝きを放つ人になれたのです。

　しかしあなたは心の奥底で、ひそかに2つの悩みを抱えています。
　あなたは自分自身の来し方も行く末もよくわかっていませんし、表向きは自信に満ちあふれているものの、内面ではしばしば深い自信喪失に悩まされています。また、完璧なパートナーシップに憧れながらも、それを実現しようとするあまり、自分とパートナーとの間に不必要な緊張を生み出してしまうことがあります。