「月星座を知る」ということ・その2

更新日:2025年9月25日
公開日:2025年10月29日
目次

月的な側面に光を当てるということ

月の力が強まるとき

 人生の魔法的な部分にもっとも反応しやすいのも繊細な「月」の特徴です。あなたが明るくて無鉄砲な太陽的な気分になっているときには、人生の細やかなニュアンスに気づいて共鳴する余地はほとんどありません。一方で、深く、暗く、神秘的な……つまりは月のような気分のときには、内なる魔法的能力を発揮しやすくなるのです。
月と向きあう準備はできていますか?
月と向きあう準備はできていますか?

自分を理解する痛み

 ところで、自分の「月的な側面」について知ったところで、あまり楽しい気分になれない可能性もあります。これからお伝えする文章のなかで、私は意図的に各月星座が持つ痛みや困難といった側面を強調しています。

 もし今後読む内容を屈辱的だと感じたなら――それはむしろ望ましいことです!「精神の探求者」は、自らのよい面だけでなく、すべての側面と正面から向き合わなければなりませんからね。
 もし、よくよく読んでみても、やっぱり自分の月星座について書かれた内容があまりにも厳しいと感じるならば、もう一度黄道十二宮の説明に立ち返ってみてください。そうすれば、自分の月星座が持つ肯定的な資質を見つけ出すことができるでしょう。その際には、「あなた自身の理解」というフィルターを通して、月星座の特性を考えてみてください。私はそうやって読んでくれることを期待しています! 単なる教科書的な説明を受け入れるのではなく、自分自身の解釈を形づくることになるからです。この「主体的解釈」という行為こそが、占星術と相談者、作家と読者、そして「精神の探求者」と普通の人を分けるものになるのです!

あくまでも「傾向」です

どうぞご注意を

 さて、あなたがご自身について探究を始めるまえに、最後にもう一つだけ説明しておかなければならないことがあります。それは、黄道十二宮の各星座は、複数の異なるレベルで働きかけるということです。あなたのなかで月星座がどのように作用するかは、年齢、性別、知性のレベル、文化的背景等によって変わってきます。これらは私が知り得ない面ですので、どうかそれを忘れないでください。

 
申し訳ないのですが、生まれつきの知性そのものは占星術ではわかりません。占星術で読み取れるのは、「その知性をどのように使いがちか」という傾向のみです。

月とストレス

 これから示す12の記述は、「月がそれぞれの星座にあるときに共通して見られる基本的な資質」「私が実際に接し、観察してきた人たちが、人生の問題や困難にどう反応して対処したか」という2つに基づいています。
 人は誰しも、ストレスを感じたときに「月的な側面」がもっとも表に出やすくなります。もし私の記述が少しばかり辛辣で、あなたにわずかでもストレスを与えるなら、そのときこそ、あなたのなかの「月」が、脅威や攻撃を感じたときにどう反応するかを観察できるよき機会となるでしょう。
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