太陽星座x月星座でわかる「あなたの人間関係」～太陽と月星座が同じ星座の場合～

　人々があなたを批判しようとするとき、彼ら・彼女らはたいてい自分のやり方に固執しがちなあなたの傾向を少し揶揄（やゆ）するところから始めます。伝統にしがみついているだとか、自分を正しいと思いこみ過ぎているいるだとかと非難するのです。
　ある意味これは正しい意見かもしれません。が、だからといって自分の性格を極端に変える必要はありません。多くの場合、私たちの癖や欠点は、特別な才能や能力と合わせ鏡になっているものです。

　あなたの信念――忠実で一貫していたいという深い願望――は十分理解できるものです。では、変化に対するあなたの抵抗は何なのでしょう？　あなたが時折独善的に見えるのは、あなたが自分が感じ、信じていることに向けている自然な信頼感以外に何かを見出しているからでしょうか？

　あなたの性格のある側面を変える必要があるとすれば、「実際のメッセージの再定義」ではなく、「声のトーンの変更の必要性」だ、というのはほぼ間違いありません。
　重要な人間関係におけるストレスがたまる展開は、たいていの場合、自分の言葉が相手に与えている影響に気づかないときに訪れます。あなたの謙虚な要求が強要のように聞こえたり、真摯（しんし）なアドバイスをお説教ととらえられたり……前例にこだわるあまり、反動的な態度だと思われたり、といったふうに。

　核となる部分においてあなたは、非常に柔らかく、こじんまりとしていて親しみやすく、「かわいい」キャラクターでさえあります。ハエに危害を加えるどころか、スズメバチを保護観察処分にとどめてあげるくらい、あなたは生まれつき、誰に対しても長所を見出そうとする傾向があり、寛容と縁遠い友人たちが心配するほどの頻度で相手を赦（ゆる）し、苦い想い出を忘れることを申し出ます。

　誤解される原因は実のところ、あなたの悪知恵のなさにあります。隠された意図などというのは、あなたにとっては他人に求める最後のものであり、他人もまた、あなたに出会ってすぐには探さない（だろうとあなただけが思いこんでいる）もの第1位なのです。

　つまり、あなたが「相手の心に届いたときにどう聞こえるか」を十分に考慮せず自分の心にあることを口にするのは、そうした性質のせいです。恋人、友人、家族に対してあなたが本当に求めているのは、ちょっとした信頼と協力であり、あなたは同じだけのものを見返りとして与える準備を整えています。
　でも、そんなことは本質的な問題ではありません。あなたは自分が見返りを与えるか否かではなく、どうやって相手に見返りを求めるかをもう少し注意深く考える必要があります。それさえできれば何の心配もありません。